コミュニティ・ビジネス(CB)の全国ネットワーク&活動サポートを行う民間非営利団体
since 1997
「コミュニティ・ビジネス・ネットワーク」とロゴはC.B.N.の登録商標です。


 CB認識度テスト 解説


いかがでしたか?どのくらい正解できたでしょうか?

10点満点・・・伝道師レベル
全問正解の方は、かなりコミュニティ・ビジネスについて理解されている方です。ネットワークに参加してCBの普及啓発、支援指導に是非協力して下さい。
7〜9点・・・伝道師予備軍
7点以上正解の方は、なかなか良くコミュニティ・ビジネスを理解されている方です。もう少し知識を深めることで、コミュニティ・ビジネスを人に伝えるレベルになるでしょう。もう一度関連書籍に目を通して下さい。
4〜6点・・・CBチャレンジャー
4点以上正解の方は、コミュニティ・ビジネスのことをある程度理解されています。しかしながら、まだ少し理解されていない部分もあるようです。もう少し理解を深めることで、CBを自ら実践する事も可能になると思われます。情報収集をすすめて理解を深め、CBにチャレンジしましょう。
4点以下・・・基本を学びましょう
4点以下の方は、これから是非コミュニティ・ビジネスを勉強しましょう。近くでコミュニティ・ビジネスを実践している人はいませんか?元気にCBを実践している人に話を聴いてみましょう。また、「コミュニティ・ビジネス起業マニュアル」に取り組んでみるのもお勧めです。

<解答と解説>
問1:コミュニティ・ビジネス(以下CB)は無償ボランティア活動である
正解:いいえ
解説
CBは無償ボランティア活動ではありません。活動にあたっては多くの場合ボランティアの支えが必要となることもありますが、CB活動は小さいながらも経済活動です。働いた分にはきちんと対価が払われることが理想です。CB活動が地域事業として自立することが大切です。
問2:地場産業であれば必ずCBである
正解:いいえ
解説
地域の気候風土・産品を活かした地場産業であれば、必ずしもCBであるわけではありません。CBは地域課題を解決する新しいコミュニティの創造に意義があります。地場産業の創造を通じてそういったコミュニティが創出されるのであれば、それはCBであると言うことができるでしょう。
問3:CBの活動をするにはNPO法人でなければならない
正解:いいえ
解説
CBを実践する組織形態は様々です。例えば、株式会社や有限会社、任意団体、協同組合などで活動している団体もあります。NPO法人の活動は確かにCB的な要素と共通する点が多いですが、CBを実践するにあたって必ずしもNPO法人にする必要はありません。
問4:CBと似た概念はアメリカやイギリスにもある
正解:はい
解説
アメリカのコミュニティ開発法人(CDC)やイギリスのチャリティ法に則った諸活動は、日本におけるCBと似た活動です。こういった活動は世界共通で必要とされてきているということでしょう。
問5:日本で株式会社がCBに取り組む事例がある
正解:はい
解説
問3の解説の通り、株式会社でコミュニティ・ビジネスを実施してる団体があります。東京都足立区 の「東和銀座商店街振興組合」が立ち上げた「株式会社アモールトーワ」は、株式会社として、地域のための様々な事業を実施しています。
問6:CB活動で得られた余剰利益は地域に還元すべきである
正解:はい
解説
CBは、地域の問題や課題解決のために実施している活動ですから、適正規模で適正利益であることが大切です。やたら儲かったからといってその余剰利益を個々人に配分することは、支えてくれたコミュニティや地域の十分な理解が必要でしょう。
問7:CB活動を行うのはすべて有償のスタッフである。
正解:いいえ
解説
CB活動は普通の企業のように給与による雇用だけで成り立つことはほとんどありません。地域やコミュニティを相手に事業を行うにあたっては、有償無償にかかわらず、多くの方々の参加と協働が必要です。
問8:CB活動で大切なことのひとつは自己実現である
正解:はい
解説
CB活動は地域のためであると同時に、自分自身や一緒に活動する方々の「やりがい」や「いきがい」を創造するものでなければなりません。いやいややっていても、元気な地域は生まれません。皆がいきいきと活動することで、地域を元気にする。それがCBです。したがって、CB活動にあたっては、自己実現を目的とした思いも大切な要素です。
問9:景気が良くなればCB活動は必要なくなる
正解:いいえ
解説
なぜ今CBが注目されているのでしょうか?それは、高度情報化や核家族化の進行などにより、地域コミュニティが崩壊しつつあることに人々が危機感を抱きはじめたからです。近年では地域での凶悪犯罪なども多発していますが、こういった状況は、隣に住む人を知らないなどの地域コミュニティの希薄化、崩壊がひとつの要因です。このような中でCBは、ビジネスの視点をもった新しい地域活動のスタイルを通じて地域コミュニティの再生に寄与するという役割を有しています。このことは景気が好転しても変わらず必要とされるでしょう。
問10:CB活動ではビジネス的な視点も大切である
正解:はい
解説
従来のボランティア活動の欠点は、往々にして「志と金の切れ目が活動の切れ目」となりがちだったことです。これは行政の予算に頼る施策も同様といえます。地域の問題や課題解決のために継続的に活動するには、その活動が生業となること。そこにはビジネスの視点を導入して継続性を持つことが大切です。

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